緊張型頭痛を劇的改善【しっかり治療する事が重要】

女性

筋肉の炎症と消炎鎮痛剤

看護師

筋肉の炎症の緩和が必要

頭痛は、命に関わる疾患による症状である可能性もありますので、多くの人から重要視されています。例えば、転倒などで発生するくも膜下出血は、強烈な後頭部の頭痛を伴うことで、有名な疾患です。くも膜下出血は、頭痛がするだけではなくて、短時間のうちに絶命に至る可能性の高い疾患になります。こうした命に関わる頭痛があるいっぽうで、頭痛が起こる大多数の疾患は、命に関わらないものです。この命に関わらない頭痛を起こす疾患のうち、緊張型頭痛という疾患は、かなりの割合を占めています。緊張型頭痛は、頚部の周囲を走行する筋肉が、オーバーユースなどで緊張することから始まります。例えば、長時間同じ姿勢を保つデスクワークは、頚部の周囲の筋肉にとって、大きな負荷になるのです。こういった作業などで、頚部の周囲の筋肉が緊張すると、神経が締め付けられて、頭痛に繋がります。なかでも、第2頸椎後枝の大後頭神経は、体表に近い部分を走行して、頭痛に繋がる代表的な神経です。肝心の緊張型頭痛の治療法は、原因となる頚部の周囲の筋肉の炎症を、緩和することが必要になります。そのため治療には、消炎鎮痛剤の服用や、マッサージなどを行うことが多いのが特徴です。

消炎鎮痛剤の注意点

とくに消炎鎮痛剤の服用は、セルフケアし易い方法ですので、用いられる頻度が高くなっています。しかし、こうした消炎鎮痛剤の服用時には、注意点を守って使用することが大切です。緊張型頭痛の治療に用いる消炎鎮痛剤には、いくつかの種類が存在しています。そのため、それぞれの種類の消炎鎮痛剤に、個別の注意点があるのです。まず、非ステロイド性消炎鎮痛剤は、西洋よりも日本でよく利用されるタイプの薬になります。この非ステロイド性消炎鎮痛剤は、高い効果が期待できる反面、胃腸障害のリスクが高い薬です。とくに、上部消化管への負荷が大きいので、食後に服用することが必要です。食後に服用すると、食物が上部消化管に残っているので、負荷が少なくなります。また、胃潰瘍などの既往がある人の場合、このタイプの薬を用い際には、より慎重さが求められます。次に、アセトアミノフェンですが、このタイプも緊張型頭痛によく用いられる薬です。とくに西洋では、単価の安さの影響から、利用頻度が日本よりも高い薬です。アセトアミノフェンは、子供にも利用されることが多いほど、リスクが少ない薬になります。しかし、アルコールと一緒に服用すると、肝機能障害を起こすことがあります。そのため、緊張型頭痛でアセトアミノフェンで治療するときには、アルコールは控えることが必要です。このような注意点が、それぞれの消炎鎮痛剤にはあるので、注意点を守って治療すると安心です。